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諸々の徳 - 預言者ムハンマド(彼にアッラーの祝福と平安あれ)の徳

اليابانية - 日本語

المؤلف ムハンマド・ブン・イブラーヒーム・アッ=トゥワイジリー ، サイード佐藤
القسم مقالات
النوع نصي
اللغة اليابانية - 日本語
المفردات
イスラームの、そして全ての天啓宗教の最後の預言者ムハンマド(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)の備える徳の数々を見て行きます

التفاصيل

7-預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)の徳   ● 預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)の系譜の徳: 1-ワースィラ・ブン・アル=アスカァ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「私は預言者(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)がこう言うのを聞きました:“実にアッラーはイスマーイール(イシュマエル)の子らからキナーナをお選びになり、キナーナからクライシュ族をお選びになり、クライシュ族からハーシム家をお選びになり、そしてハーシム家から私をお選びになられた。”」(ムスリムの伝承[1]) ● 預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)の名: ジュバイル・ブン・ムトゥイム(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「“私には数々の名がある。私はムハンマド(よく賞賛される者)であり、アフマド(よく賞賛する者)であり、私をもってアッラーが不信仰を消されるところのアル=マーヒー(抹消する者)であり、(審判の日)私の足元に人々が召集されるところのアル=ハーシル(召集する者)であり、私の後にはいかなる(預言)者もいないところのアル=アーキブ(最後の者)なのである。”」また別の伝承にはこうあります:「“そしてタウバ(悔悟)の預言者なのであり、ラフマ(慈悲)の預言者なのだ。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[2]) ● 預言者ムハンマド(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)の他の預言者に対する優越性: 1-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「私は6つの点において他の預言者より優っている:私には完全なる言葉が与えられ、また(敵に対する)戦慄でもって(アッラーから)援助され、戦利品が合法化された。また私にとって地上は清浄なる礼拝の場となり、私は全人類に向けて遣わされ、そして預言者は私で終結したのだ。」(ムスリムの伝承[3]) 2-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:「私と私以前の預言者とはこのようなものである:ある男が美しく瀟洒な建築物を建てた。しかし端っこのレンガが1つ抜けていた。人々は(その建物を)偉大視してその周囲を回り始め、それを気に入った。そして言った:“どうしてこの(抜けている)レンガの部分は完成されなかったのだろうか?”実に私こそがその(抜けた)レンガの一部分なのであり、最後の預言者なのである。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[4]) ● 全ての被造物に対しての預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)の優越性: アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“私は審判の日、アーダム(アダム)の子らの長である。そして私は最初にその墓が(呼び起こされるために)裂かれる者であり、また最初のとりなし手でもあれば最初にとりなしが与えられる者でもある。”」(ムスリムの伝承[5]) ● 預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)の夜の旅と昇天: 1-至高のアッラーはこう仰られました:-その晩(マッカの)ハラーム・モスクから、われら(アッラーのこと)がその周りを祝福した(エルサレムの)アクサー・モスクまでそのしもべを旅させたお方の崇高さよ。それは彼にわれらのみしるしを目にさせんがためであった。かれこそは全てを聞き、ご覧になられるお方である。,(クルアーン17:1) 2-アナス・ブン・マーリク(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「ブラーク[6]が私のもとに連れて来られた。私はそれに乗り、エルサレムに着いた。そして私はそれを、預言者たちがそれを繋ぎとめるところの留め金に繋ぎとめた。 それから私はモスクに入り、そこで2ラクアの礼拝をし、それから外に出た。 すると私のもとに、ジブリール(ガブリエル)が酒の盃と乳の盃を携えてやって来た。私が乳の盃を選ぶと、ジブリールはこう言った:“あなたは自然な天性を選んだ。” それから私たちは(第1層目の)天へと昇った。ジブリールが(天の)扉を開けるように言うと、こう言われた:“誰かね?”(ジブリールは)言った:“ジブリールだ。”すると、こう言われた:“そこにいるのは?” (ジブリールは)言った:“ムハンマドだ。”するとこう言われた:“天の訪問が(彼に)許されたのですか?”(ジブリールは)言った:“ああ、許されたのだ。”すると門が開き、そこにはアーダム(アダム)がいた。彼は私を歓迎し、私によきことを祈願してくれた。 それから私たちは(第2層目の)天へと昇った。ジブリールが(天の)扉を開けるように言うと、こう言われた:“誰かね?”(ジブリールは)言った“ジブリールだ。”すると、こう言われた:“そこにいるのは?”(ジブリールは)言った:“ムハンマドだ。”するとこう言われた:“天の訪問が(彼に)許されたのですか?”(ジブリールは)言った:“ああ、許されたのだ。”すると門が開き、そこには互いに母方の乳兄弟であるマルヤム(マリヤ)の子イーサー(イエス)とザカリーヤーの子ヤヒヤー(ヨハネ)がいた。彼らは私を歓迎し、私によきことを祈願してくれた。 それから私たちは(第3層目の)天へと昇った。ジブリールが(天の)扉を開けるように言うと、こう言われた:“誰かね?”(ジブリールは)言った:“ジブリールだ。”すると、こう言われた:“そこにいるのは?”(ジブリールは)言った:“ムハンマドだ。”するとこう言われた:“天の訪問が(彼に)許されたのですか?”(ジブリールは)言った:“ああ、許されたのだ。”すると門が開き、そこにはユースフ(ヨゼフ)がいた。彼は(全世界の)美の半分を与えられていた。彼は私を歓迎し、私によきことを祈願してくれた。 それから私たちは(第4層目の)天へと昇った。ジブリールが(天の)扉を開けるように言うと、こう言われた:“誰かね?”(ジブリールは)言った:“ジブリールだ。”すると、こう言われた:“そこにいるのは?”(ジブリールは)言った:“ムハンマドだ。”するとこう言われた:“天の訪問が(彼に)許されたのですか?”(ジブリールは)言った:“ああ、許されたのだ。”すると門が開き、そこにはイドリースがいた。彼は私を歓迎し、私によきことを祈願してくれた。偉大かつ荘厳なるアッラーは仰られたのだ: -そしてわれら(アッラーのこと)は、彼を高い位階に上げたのだ。,(クルアーン19:57)  それから私たちは(第5層目の)天へと昇った。ジブリールが(天の)扉を開けるように言うと、こう言われた:“誰かね?”(ジブリールは)言った:“ジブリールだ。”すると、こう言われた:“そこにいるのは?”(ジブリールは)言った:“ムハンマドだ。”するとこう言われた:“天の訪問が(彼に)許されたのですか?”(ジブリールは)言った:“ああ、許されたのだ。”すると門が開き、そこにはハールーン(アーロン)がいた。彼は私を歓迎し、私によきことを祈願してくれた。 それから私たちは(第6層目の)天へと昇った。ジブリールが(天の)扉を開けるように言うと、こう言われた:“誰かね?”(ジブリールは)言った:“ジブリールだ。”すると、こう言われた:“そこにいるのは?”(ジブリールは)言った:“ムハンマドだ。”するとこう言われた:“天の訪問が(彼に)許されたのですか?”(ジブリールは)言った:“ああ、許されたのだ。”すると門が開き、そこにはムーサー(モーゼ)がいた。彼は私を歓迎し、私によきことを祈願してくれた。 それから私たちは(第7層目の)天へと昇った。ジブリールが(天の)扉を開けるように言うと、こう言われた:“誰かね?”(ジブリールは)言った:“ジブリールだ。”すると、こう言われた:“そこにいるのは?”(ジブリールは)言った:“ムハンマドだ。”するとこう言われた:“天の訪問が(彼に)許されたのですか?”(ジブリールは)言った:“ああ、許されたのだ。”すると門が開き、そこにはアル=バイト・アル=マアムール[7]に背中をつけて寄りかかっているイブラーヒーム(アブラヒム)がいた。そこには毎日70000もの天使が(そこで礼拝するべく)やって来るにも関わらず、1度そこに入った者は2度とそこに戻ることはないのだった[8]。 それから私は最果てのスィドラの木にまで連れて行かれた。その葉は象のように巨大で、その果実は巨大な甕のようだった。そしてアッラーの命によりそれ(スィドラの木)が何か[9]によって覆われて変化した時、それはアッラーの被造物のいかなるものも形容することが出来ないような美しさとなった。 それからアッラーは私に啓示をお与えになった。そして私に1昼夜に50回のサラー(礼拝)が義務付けられたのだ。それで私がムーサーの所にまで降りて行くと、彼は言った:“主はあなたのウンマ(共同体)に何を課されたのか?”私は言った:“50回のサラー(礼拝)だ。”(ムーサーは)言った:“主の御許に戻り、その軽減を乞うのだ。あなたのウンマはそれに耐えることが出来ないだろうから。私自身イスラエルの民を試練にかけてしまったのだ。” それで私は主の御許に戻り、こう申し上げた:“主よ、私のウンマへの軽減をお願いします。”すると(アッラーは義務のサラー(礼拝)の回数を1昼夜)5回にまで免除して下さった。 それから私はムーサーのもとに戻ると、言った:“アッラーは義務のサラー(礼拝)の回数を1昼夜5回にまで免除して下さった。”すると(ムーサーは)言った:“主の御許に戻り、その軽減を乞うのだ。あなたのウンマはそれに耐えることが出来ないだろうから。” こうして私は主とムーサーの間を奔走したが、ついに(アッラーはこう)仰った:“ムハンマドよ!1昼夜に5回のサラー(礼拝)とは、その各々が10回(のそれに値するの)であり、ゆえに50回のそれに相当するのだ。そして1つの善行を思い立ってもそれを実行しなかった者には、それが1つの善行として記録されるのである。そしてもしそれを実行するのであれば、それは10倍の善行として記録されよう。また1つの悪行を思い立ってもその実行を思い止まった者には、何も記録されない。しかしもしそれを実行してしまったのならば、それは1つの悪行として記録されよう。” そして私はムーサーの所にまで降りて行き、その旨を彼に伝えた。すると彼は言った:“主の御許に戻り、その軽減を乞うのだ。”私は言った:“私はもう主に対して恥じ入るほどに、かれの御許に立ち返っ(て請願し)たのだ。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[10]) ● 預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)に祝福と平安を祈願することの徳: 1-至高のアッラーはこう仰られました:-実にアッラーとその天使たちは、預言者を祝福する。信仰者たちよ、彼に祝福と平安を乞うのだ。,(クルアーン33:56)  2-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「私に1度祝福を祈る者には、アッラーが10の祝福をお授け下さるであろう。」(ムスリムの伝承[11])  3-アブドッラー・ブン・マウスード(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“実にアッラーには、私のウンマ(共同体)から私への平安の挨拶を伝えるべく地上を周遊する天使たちがいる。”」(アフマドとアン=ナサーイーの伝承[12]) ● 預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)に対する祝福の最高の形式:  「アッラーよ、ムハンマドとその一家に栄光をお授け下さい。あなたがイブラーヒームとその一家に栄光を与えられたように。実にあなたはよく讃美される、栄光高いお方であられます。アッラーよ、ムハンマドとその一家に祝福をお授け下さい。あなたがイブラーヒームとその一家に祝福を与えられたように。実にあなたはよく讃美される、栄光高いお方であられます。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[13]) [1] サヒーフ・ムスリム(2276)。 [2] サヒーフ・アル=ブハーリー(4896)、サヒーフ・ムスリム(2354,2355)。文章はムスリムのもの。 [3] サヒーフ・ムスリム(523)。 [4] サヒーフ・アル=ブハーリー(3535)、サヒーフ・ムスリム(2286)。文章はムスリムのもの。 [5] サヒーフ・ムスリム(2278)。 [6] 訳者注:「ブラーク」とはロバより大きくラバよりは小さい、背が高く白い色をした乗り物用の動物であると言われています。その蹄の一蹴りで、遥か彼方まで一っ跳びします。 [7] 訳者注:マッカのカアバ神殿の丁度真上の第7層の天界にあると言われる、天使たちがアッラーを讃美する場所。 [8] 訳者注:それほどに天使の数は膨大であるということを示しています。 [9] 訳者注:イブン・ハジャル著のサヒーフ・アル=ブハーリー解釈「ファトゥフ・アル=バーリー」によれば、それが黄金のバッタであるとか、黄金の蛾であるとか、あるいは天使であるといった説が伺われます。 [10] サヒーフ・アル=ブハーリー(7517)、サヒーフ・ムスリム(162)。文章はムスリムのもの。 [11] サヒーフ・ムスリム(408)。 [12] 真正な伝承。ムスナド・アフマド(3666)、スナン・アン=ナサーイー(1282)、サヒーフ・スナン・アン=ナサーイー(1215)。アッ=スィルスィラト・アッ=サヒーハ(2853)参照。 [13] サヒーフ・アル=ブハーリー(3370)、サヒーフ・ムスリム(406)。文章はアル=ブハーリーのもの。

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諸々の徳 - 預言者ムハンマド(彼にアッラーの祝福と平安あれ)の徳
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