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サウム(斎戒)の意味とその義務性と徳

اليابانية - 日本語

المؤلف ムハンマド・ブン・イブラーヒーム・アッ=トゥワイジリー ، サイード佐藤
القسم مقالات
النوع نصي
اللغة اليابانية - 日本語
المفردات فضل رمضان
サウム(斎戒)の意味とその義務性と徳

التفاصيل

5-サウム(斎戒)    ①サウム(斎戒)の意味とその義務性と徳: ● 偉大かつ荘厳なるアッラーは、しもべが自らの欲望に従うか、あるいはその主に従うかを試すために、イバーダ(崇拝行為)を多様な形に定められました。そして宗教において、サウムのようにアッラーの御顔を求めて飲食物や性交などの自らの欲望を制限する種類のものも定められた一方、ザカー(浄財)やサダカ(施し)のようにアッラーの御顔を求めて財など自ら欲求するものを費やす種類のものも定められました。もしかするとある者は容易に1000リヤル[1]施すことは出来ても、1日のサウムにすら耐えられないかもしれません。またその逆の場合もあるでしょう。このようにアッラーは、しもべを試すためにイバーダを様々な形に多様化させられたのです。 ● 心の改善: 心の改善と矯正は、主のみに関心を集中させ、そしてかれに親しむことで達成されます。しかし飲食や言葉や睡眠の過多、そして人々と必要以上に交わることなどは人をその主から断絶させてしまい、乱雑さや放逸さを助長します。そこで偉大かつ慈悲深いお方はそのご慈悲ゆえ、しもべたちに飲食過多を解消し、至高のアッラーへの道において障害となる様々な欲望から心を解き放つべく、サウムを定められたのです。 またアッラーは、しもべたちにイァティカーフ(お篭り)を定められました。それは心がアッラーへと専念し、かれと交流し、そして他のものとは隔絶してかれと2人きりになる機会を提供します。またアッラーは来世において何の益にもならないような言葉を抑制し、心身を益するキヤーム・アッ=ライル(夜の任意の礼拝)も定められました。 ● サウムとは:偉大かつ荘厳なるアッラーへの奉仕と服従としてサウムをするという意図を持ちつつ、真のファジュル(暁)[2]から日没まで、飲食や性交などのサウムを無効化する諸要因から身を控えることです。 ● サウムが定められたことの英知: 1-サウムは、義務行為を遂行し禁止行為を放棄することによって、偉大かつ荘厳なるアッラーに対するタクワー[3]を獲得する手段です。 2-サウムは人に自らを規律づけ、欲望を抑制することを教えてくれますし、また責任を全うし困難に耐える訓練を施してくれます。 3-サウムは、同胞の痛みを分かち合う心を養います。そしてそれにより、貧者や困窮者への善行や奉仕へといざないます。こうして愛情や同胞愛といったものが養われるのです。 4-サウムは魂を浄化し、卑しい性格や悪徳などを直してくれます。また消化器官を過労から休息させ、その活力と回復を促します。 ● ラマダーン月[4]のサウムはイスラームの5柱の1つです。偉大かつ荘厳なるアッラーはヒジュラ暦2年にそれを定められました。 ● ラマダーン月は最良の月です。その月末の10日間の夜は、ズー・アル=ヒッジャ月[5]の最初の10日間の昼より優れています。一方ズー・アル=ヒッジャ月の最初の10日間の昼は、ラマダーン月の最後の10日間の昼よりは優れています。そして1週間の内最良の日は金曜日で、イード・アル=アドゥハー(犠牲祭)の日は年間を通して最良の日であり、ライラト・アル=カドゥル[6]は年間を通して最良の夜です。 ● ラマダーン月のサウムの義務性:  ラマダーン月のサウムは男女を問わず、全ての①ムスリム、②成人、③理性が健常な者、④サウムを遂行可能な能力を備えている者、⑤定住者、⑥また月経や産後の出血などのサウムの有効性を妨げる要素がない者に、義務付けられています。  またアッラーがウンマ(イスラーム共同体)に定められたサウムは、それ以前の啓典の民にも定められていました。  至高のアッラーはこう仰られました:-信仰する者たちよ、あなた方以前の者たちにも定められたように、あなた方にもサウムが課せられた。(それによって)あなた方はタクワーを獲得するであろう。,(クルアーン2:183) ● ラマダーン月の徳:  ラマダーン月に入ると、天国の扉は開け放たれます。そしてアッラーはその月の毎晩、地獄から人々を救われます[7]。そしてその月の後半には、1000の月にも優ると言われる1晩が潜んでいるのです。 アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:“ラマダーン月が来ると、天国の諸門は開け放たれ、地獄の諸門は閉じられる。そしてシャイターンはかせをつけられ(て拘束され)るのだ。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[8]) ● サウムの徳: 1-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“アーダムの子(人間)の全ての行いは、その10倍から700倍の善行として倍増させられる。偉大かつ荘厳なるアッラーは仰った:「但しサウムは別である。それはわれのためのものであり、われはそれに(特別な)報奨を授ける。(というのもサウムする者は)われゆえにその欲望と食事を放棄したからである。」そしてサウムするものには2つの喜びがある:サウムを解くときの喜びと、主と謁見した時の(特別なご褒美に対する)喜びである。そして(サウムする者の)口臭は、アッラーの御許において麝香の香りよりも芳しいものなのだ。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[9]) 2-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“ライラト・アル=カドゥルをイーマーンと報奨への望みをもってサラー(礼拝)する者は、それ以前に犯した罪を赦されるであろう。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[10]) 3-サハル(彼らにアッラーのご満悦あれ)によれば、預言者(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:「天国には8つの門がある。そしてそこにはサウムの徒しかそこから入ることのない、アッ=ライヤーンという名の門がある。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[11])   [1] 訳者注:日本円で約3万円ほど(2007年9月現在)に相当します。 [2] 訳者注:イスラーム法におけるファジュル(暁)には2つあり、偽のファジュルと真のファジュルがあります。前者は夜明け前に縦に伸びる光で、後者は全体的に広がってくる光です。 [3] 訳者注:「タクワー」は「自らを守る」という動詞の名詞形。つまりアッラーを畏れ、またそのお怒りと懲罰につながるような行い‐つまりかれが命じられたことに反したり、あるいは禁じられた事柄を犯したりすることなど‐を避けることで、自らの身をアッラーのお怒りや懲罰から守ることを意味します。 [4] 訳者注:ヒジュラ暦9月のこと。 [5] 訳者注:ヒジュラ暦12月のこと。 [6] 訳者注:「ライラト・アル=カドゥル」はラマダーン月最後の10日間の内のどれか、あるいは最後の7日間のどれかであるなどという伝承があり、諸説あります。アッラーはこの夜、アッ=ラウフ・アル=マハフーズ(護られた碑板)から向こう1年分の諸事をお望みのままに定められますが、預言者ムハンマド(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)にクルアーンを啓示されるべく、それをアッ=ラウフ・アル=マハフーズから天の最下層にまで下されたのがこの夜のことでした。この夜は天を昇り降りする天使で世界中が満たされると言われます。クルアーン97章参照のこと。 [7] 訳者注:つまり地獄に値するような罪深い人たちの罪をお赦しになられる、ということです。 [8] サヒーフ・アル=ブハーリー(3277)、サヒーフ・ムスリム(1079)。文章はムスリムのもの。 [9] サヒーフ・アル=ブハーリー(1894)、サヒーフ・ムスリム(1151)。文章はムスリムのもの。 [10] サヒーフ・アル=ブハーリー(1901)、サヒーフ・ムスリム(760)。 [11] サヒーフ・アル=ブハーリー(3257)、サヒーフ・ムスリム(1152)。文章はアル=ブハーリーのもの。

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