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諸々の徳 ‐よき品格の徳

اليابانية - 日本語

المؤلف ムハンマド・ブン・イブラーヒーム・アッ=トゥワイジリー ، サイード佐藤
القسم مقالات
النوع نصي
اللغة اليابانية - 日本語
المفردات الفضائل
イスラームにおける人間のあるべき品格、性格、姿勢といったものを紹介します。

التفاصيل

5-よき品格の徳 ●  よき人格の徳: 1-至高のアッラーはその使徒を讃えて、こう仰られました:-そしてあなたはこの上ない高徳の持ち主である。,(クルアーン68:4)  2-アブドッラー・ブン・アムル(彼らにアッラーのご満悦あれ)は言いました:「預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は下品なことを口にすることもなければ、卑俗な性質でもありませんでした。そしてこう言っていたものです:“あなた方の内で最良の者は、もっとも人格の優れた者である。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[1]) ● 知識の徳: 1-至高のアッラーはこう仰られました:-信仰する者たちよ、集まりの場で「場所を空けて下さい。」と言われたら、場所を空けてやるのだ。(そうすれば)アッラーがあなた方のために(天国の)場所を空けて下さるであろう。そして(礼拝、あるいはジハードなどのために)「立ち上がりなさい。」と言われたら、立ち上がるのだ。アッラーは、あなた方の内で信仰する者たちと知識を与えられた者の位階を上げられる。アッラーはあなた方が行うことを実によく通暁されておられる。,(クルアーン58:11) 2-ムアーウィヤ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「私は預言者(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)がこう言うのを聞きました:“アッラーがよきものをお望みになられる者には、宗教における理解を与えられよう。そして私は分配する者であり、アッラーこそはお与えになられるお方である。またこのウンマ(共同体)の内の一部は審判の日が来るまで、アッラーの正しい道にあるだろう。彼らと意見を異にする者たちは、彼らを害することもないのだ。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[2])    ● 忍耐の徳:  イスラームは3種類の徳を勧めています:つまり①偉大かつ荘厳なるアッラーへの服従行為において、それを実践する上での忍耐、②アッラーへの反逆行為を犯さないための忍耐、③アッラーの定命の内、不運なものにおいての忍耐、のことです。  1-至高のアッラーはこう仰られました:-そして忍耐する者たちに良き知らせを伝えよ。(彼らは)災難が降りかかった時に「私たちは実にアッラーにこそ属し、そして彼の御許へと還り行く境遇にあります。」と言う者たち。彼らには主からの祝福とご慈悲があり、そして彼らこそは正しく導かれた者なのである。,(クルアーン2:155-157)  2-アブー・サイード・アル=フドゥリー(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「・・・そして(アッラーから)忍耐を授かることを求める者は、アッラーが忍耐を授けて下さるであろう。そして人が与えられるものの内、忍耐ほど良く、かつ活用範囲の広いものはない。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[3]) 3-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:「強者とは、肉体的力(を備えた者のこと)を言うのではない。真の強者とは、怒りの状態にある時に自らを抑えることが出来る者のことを言うのである。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[4])  4-アナス(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「私は預言者(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)がこう言うのを聞きました:“実にアッラーはこう仰った:「われがしもべを彼の愛する2つのもの(両眼のこと)で試練にかけ、そして彼がそれに忍耐するならば、われはその2つの償いとして天国を与えよう。」”」(アル=ブハーリーの伝承[5]) ● 誠実さの徳: 1-至高のアッラーはこう仰られました:-この日、(現世において)誠実な者たちの誠実さが自らを益する。彼らにはその下を河川の流れる楽園があり、そこに永遠に住むのだ。アッラーは彼らにご満悦なされ、彼らもアッラーに満足する。それこそはこの上ない勝利なのだ。,(クルアーン5:119) 2-アブドッラー・ブン・マスウード(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“誠実であれ。誠実さは善へと導き、善は天国へと導くのだから。そして誠実であり続け、そこにおいて努力し続ける者は、ついにはアッラーの御許で誠実さを極めた者として記録されるであろう。また、嘘を避けよ。嘘は放埓さへと導き、放埓さは地獄へと導くのだから。そして嘘をつき続け、それに慣れきった者は、ついにはアッラーの御許で虚言極まる者として記録されるであろう。”」(ムスリムの伝承[6]) ● アッラーに罪の赦しを乞うこと、悔悟することの徳: 1-至高のアッラーはこう仰られました:-そして民よ、あなた方の主に罪の赦しを乞い、かれに悔悟するのだ。そうすればかれはあなた方に沢山の雨を送り、あなた方に更なる力を与えられるだろう。だから(私‐フード‐がいざなうところのものから)背き、罪深い者となるのではない。,(クルアーン11:52) アナス(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“あなた方が砂漠でラクダを失くした(絶望的な状況の)後にそれと再会することが出来た時(の喜び)よりも、アッラーはそのしもべの悔悟をお喜びになられる。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[7]) ● タクワー[8]の徳: 1-至高のアッラーはこう仰られました:-信仰する者たちよ、アッラー(のお怒りや懲罰を招くような物事)から身を慎めば、かれはあなた方に(真理と虚偽との)識別を与えられるであろう。またあなた方の悪行を隠蔽され、罪をお赦し下さるであろう。アッラーはこの上ない恩恵の主であられる。,(クルアーン8:29) 2-至高のアッラーはこう仰られました:-人間よ、実にわれら(アッラーのこと)はあなた方を1組の男女から創った。そしてあなた方を多くの民族や部族に分け広げた。それはあなた方が互いに知り合わんがためなのである。実にアッラーの御許で最も貴い者は、あなた方の内で最もタクワーの強い者。アッラーは全てをご存知になり、全てに通暁されたお方。,(クルアーン49:13) ● 確信とタワックル(全てを委ねること)の徳: 1-至高のアッラーはこう仰られました:-人々から「あなた方(との戦い)のために敵が集結している。彼らを恐れるのだ。」と言われても、むしろ(動ぜずに)イーマーン[9]が増大し、「アッラーさえいらっしゃればそれで十分なのだ。全てを請け負われるお方の何と素晴らしいことか。」と言う者たち。そして彼らは何の被害も被ることなく、アッラーからの恩恵と多大な報奨と共に(無事に)戻って来た。そして彼らはアッラーのご満悦に従ったのだ。アッラーはこの上ない恩恵の主であられる。,(クルアーン3:173-174)  2-至高のアッラーはこう仰られました:-そしてアッラー(のお怒りや懲罰を呼ぶような事柄から)身を慎む者には、(アッラーが問題の)解決の糸口をお与えになろう。そして彼の思いもよらないような所から、糧をお与えになられる。そしてアッラーにタワックル(全て任されること)する者にとっては、アッラーさえいらっしゃればそれで十分なのだ。実にアッラーは物事を完遂されるお方。アッラーは全てのものに各々の分量や度合いを定められたのだ。,(クルアーン65:2-3) ● 努力の徳:  1-至高のアッラーはこう仰られました:-そしてわれら(アッラーのこと)ゆえに努力奮闘する者は、必ずやわれらの(もとに到達する)道へと導いてやろう。アッラーは実によく服従する者たちと共にあるのだ。,(クルアーン29:69)  2-ズイヤード(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「私はアル=ムギーラ(彼にアッラーのご満悦あれ)がこう言うのを聞きました:“預言者(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は足、あるいはふくらはぎが腫れ上がるまで(長時間に渡り)サラー(礼拝)していたものでした。それで彼にそのことが言及されると[10]、(預言者は)言いました:“私は感謝深いしもべでありたいのだ。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[11]) ● アッラーを恐れることの徳: 1-至高のアッラーはこう仰られました:-実にシャイターン(悪魔)はその仲間を怖がらせるだけである。ゆえにあなた方が信仰者であるなら、彼らを恐れずわれのみを恐れよ。,(クルアーン3:175) 2-至高のアッラーはこう仰られました:-そして(清算のため)主の御前に立つ(その日の)ことを恐れる者には、2つの楽園がある。,(クルアーン55:46) ● 希望の徳: 1-至高のアッラーはこう仰られました:-言うのだ、「(アッラーはこう仰っている:)罪深いわがしもべたちよ、アッラーのご慈悲に絶望してはならない。」アッラーは全ての罪をお赦しになられる。実にかれは赦し深く、慈悲深いお方である。,(クルアーン39:53) 2-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“私の魂がその御手に委ねられているお方にかけて。もしあなた方が罪を犯さないのであれば、アッラーはあなた方の代わりに罪を犯し、そしてアッラーにその赦しを乞い、それを受け入れられるような民をおかれるだろう。”」(ムスリムの伝承[12])    ●  慈悲の徳: 1-至高のアッラーはこう仰られました:-ムハンマドはアッラーの使徒である。そして彼と共にある者たちは不信仰者たちに対しては厳しく、彼ら自身の間では慈しみ深い。あなたは彼らがアッラーの報奨とご満悦を求めてルクーゥ[13]し、サジダ(伏礼)するのを見るだろう。,(クルアーン48:29) 2-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「慈悲のない者は、慈悲をかけられることもない。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[14]) ● アッラーのご慈悲の偉大さの徳: 1-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“アッラーは被造物を創造された時、その玉座のもとにあるアッ=ラウフ・アル=マハフーズ(護られた碑版)にこう定められた:「わが慈悲はわが怒りに優れり。」”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[15]) 2-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)によれば、預言者(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:「実にアッラーには100のご慈悲がある。そしてその内の1つを、ジンと人間、動物や害虫などの間に下されたのだが、それによって彼らは同情し合い、慈しみ合い、野獣も自らの子をいたわるのだ。そしてアッラーは残りの99のご慈悲を、審判の日そのしもべたちをそれでもって慈しまれるべく、取って置かれるのである。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[16]) ● 許しの心と寛容さ、我慢強さの徳: 1-至高のアッラーはこう仰られました:-そして赦し、大目に見よ。アッラーがあなた方を赦される事を望まないのか?アッラーは赦し深く、慈悲深いお方である。,(クルアーン24:22) 2-至高のアッラーはこう仰られました:-許しの心を持ち、善を命じ、無知な者たちから遠ざかれ。,(クルアーン7:199)  3-至高のアッラーはこう仰られました:-そして審判の日は必ずや到来するのである。ゆえに綺麗に赦してやるのだ。,(クルアーン15:85) 4-至高のアッラーはこう仰られました:-そして(彼らの落ち度と罪を)許し、大目に見、隠しておいてやるのだ。実にアッラーは赦し深く、慈悲深いお方。,(クルアーン64:14) ● 優しさと穏やかさの徳: 1-アーイシャ(彼女にアッラーのご満悦あれ)によれば、アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:「アーイシャよ、アッラーはお優しいお方であり、ゆえに優しさを愛でられる。そして優しさに対して、荒々しさやその他の何ものに対しても与えられないものを与えられるのだ。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[17]) 2-アーイシャ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“優しさというものは、それをもって行われる全てを美しく飾りつけずにはいない。そしてそれを欠いたものは全て、醜くならずにはいないのだ。”」(ムスリムの伝承[18]) ● 羞恥心の徳: 1-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“イーマーン[19]には60数個の部門がある。そして羞恥心はイーマーンの部門の内の1つなのだ。”」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[20]) 2-アブー・マスウード(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「預言者(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“預言者たちの言葉で、人々に伝わるこのような言葉がある:“(あなたの成す事において)羞恥心を感じないのであれば、好きな事を行うのだ。”」(アル=ブハーリーの伝承[21]) ● よいこと以外には沈黙することと、口を慎むことの徳: 1-アブー・フライラ(彼にアッラーのご満悦あれ)は言いました:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの平安と祝福あれ)は言いました:“アッラーと最後??