الحفيظ
الحفظُ في اللغة هو مراعاةُ الشيء، والاعتناءُ به، و(الحفيظ) اسمٌ...
3.かれらが信者になろうとしないため,あなたは多分,死ぬ程苦悩していることであろう。
4.もしわれがそのつもりとなり,天から印を下せば,かれらはそれに恐れ入って謙虚になるであろう。
5.だが,慈悲深き御方からかれらに新しい訓戒が齎される度に,かれらはいつも背き去る。
6.かれらは(それを)嘘であるとする。だが今にその愚弄することが,真実となって,かれらに降りかかるのである。
7.かれらは,かの大地を見ないのか。如何に多くの,凡ての尊いものを,われはそこで育てるかを。
8.本当にその中には,一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。
10.あなたの主がムーサーに呼びかけ,こう仰せられた時を思いなさい。「不法な民の許に行け。
13.わたしの胸は圧迫され,またわたしの舌は縺れます。ですからハールーンを,遺わし(助け)て下さい。
14.また(その上)かれらは,わたしに罪を科しているので,わたしを殺すのを恐れます。」
15.かれは仰せられた。「決してそうではない。あなたがた両人は,わが印を持って行け。本当にわれは,あなたがたと一緒にいて,聞いているのである。
16.それであなたがた両人は,フィルアウンの許に行って言ってやるがいい。『わたしたちは,万有の主から遣わされた使徒であるから,
18.かれは言った。「あなたは幼少の時,わたしたちの間で育てられたではないか。あなたの生涯の多くの年月を,わたしたちの間で過ごしたではないか。
19.それなのにあなたは酷いことをしでかしたものだ。あなたは恩を忘れる者の仲間である。」
20.かれ(ムーサー)は言った。「わたしが,それを行ったのは邪道に踏み迷っていた時のこと である。
21.それでわたしは恐ろしくなって,あなたがたから逃げだした。だが,主はわたしに知識を授けて,使徒の一人となされたのである。
22.あなたはイスラエルの子孫を奴隷としておきながら,それがわたしに好意を示す恩恵であるとでもいうのですか。」
24.かれ(ムーサー)は言った。「天と地,そしてその間の凡ての有の主であられます。あなたがたがもし(これを)悟ったならば。」
26.かれ(ムーサー)は言った。「あなたがたの主,また昔からのあなたがたの祖先の主でもあられます。」
27.かれ(フィルアウンは左右の者に)言った。「あなたがたに遣わされたこの使徒は,本当に気違いです。」
28.かれ(ムーサー)は言った。「東と西,またその間にある万有の主であられます。あなたがたがもし理解するのであれば。」
29.かれ(フィルアウン)は言った。「あなたが,もしわたし以外に神を立てるならば,わたしは必ずあなたを囚人にするでしょう。」
34.かれ(フィルアウン)は左右の長老たちに言った。「本当にこれは,老練な魔術師である。
35.かれはその魔術で,あなたがたをこの国から追い出そうとしている。それであなたがたはどうしようというのか。」
36.かれらは言った。「(久しく)かれとその兄弟を待機させ,使いの者を諸都市に遺わし,
40.(人びとは言う。)「魔術師の方が勝てば,わたしたちはかれら(の教え)に従おうではないですか。」
41.魔術師たちはやって来るなり,フィルアウンに言った。「わたしたちが勝てば,必ず褒美があるでしょうか。」
42.かれ(フィルアウン)は言った。「勿論である。その場合あなたがたは,必ず側近となろう。」
43.ムーサーはかれらに向かって言った。「あなたがたの投げるものを,投げなさい。」
44.そこでかれらは,縄と杖を投げて言った。「フィルアウンの御威光に誓けて,わたしたちは必ず勝利者になろう。」
45.その時ムーサーが杖を投げると,見るがいい。それはかれらの捏造したものを,呑み込んでしまった。
49.
かれ(フィルアウン)は言った。「あなたがたは,わたしの許しも得ないうちにかれを信じるのか。きっとかれは,あなたがたに魔術を教えた,あなたがたの首長であろう。だが,やがて思い知るであろう。わたしは必ずあなたがたの手と足を互い違いに切断し,あなたがたを,凡て磔の刑にするであろう。」
50.かれらは言った。「構いません。わたしたちは,自分の主の許に帰るだけですから。
51.わたしたちの願いは,只主が,わたしたちの数々の過ちを赦され,わたしたちが信者たちの先がけになることです。」
52.われはムーサーに,「わがしもべたちと一緒に,夜の間に旅立て。あなたがたは必ず追手がかかるであろう。」と啓示した。
59.そんな次第であった。そしてわれはイスラエルの子孫たちに,これらのものを(外の所で)継がせた。
61.両者が互いに姿が見えるようになると,ムーサーの仲間は言った。「わたしたちは,必ず追いつかれるであろう。」
62.かれ(ムーサー)は言った。「決して,決して。本当に主はわたしと共におられます。直ぐに御導きがあるでしょう。」
63.その時,われはムーサーに啓示した。「あなたの杖で海を打て。」するとそれは分れたが,それぞれの割れた部分は巨大な山のようであった。
67.本当にこの中には,一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。
70.かれが父親とかれの人びとに向かって,「あなたがたは何を崇拝するのですか。」と言った時を思い起しなさい。
71.かれらは言った。「わたしたちは偶像を崇拝し,いつもこれに仕えるのです。」
74.かれらは言った。「いや,わたしたちの祖先が,こうしているのを見たのです。」
75.かれは言った。「それならあなたがたは,あなたがたが今迄崇拝してきたものに就いて考えてみたのですか。
82.審判の日には,罪過を御赦し下されるよう,わたしが願い望む方である。
93.アッラーを外にして(拝していたもの)はあなたがたを助けられるのですか,または自分自身を助けられるのですか。」
102.わたしたちがもう一度返ることが出来るなら,本当に信者の仲間に入るのですが。」
103.本当にこの中には,一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。
106.かれらの同胞のヌーフが,かれらに言った時を思い起しなさい。「あなたがたは,主を畏れないのですか。
109.わたしは,それに対しあなたがたに報酬を求めません。わたしへの報酬は,只万有の主から(いただく)だけです。
111.かれらは言った。「最も卑しい者たちがあなたに従っているというのに,わたしたちまであなたを信じるのですか。」
112.かれ(ヌーフ)は言った。「かれらが行っていることに就いて,わたしが何を知りましょうか。
113.かれらの清算は,只わたしの主に属するのです。もしあなたがたが理解するならば。
116.かれらは言った。「あなたが止めないなら,ヌーフよ,必ず石打ちにされるでしょう。」
118.それでわたしとかれらの間を,確り御裁き下され,わたしと,わたしと一緒の信者たちを救って下さい。」
119.そこでわれはかれと,かれと一緒の者たちを,満載した舟の中に救ってやった。
121.本当にこの中には,一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。
124.かれらの同胞のフードがかれらに言った時を思い起せ。「あなたがたは主を畏れないのですか。
127.またわたしは,このことであなたがたに報酬を求めません。わたしへの報酬は,只万有の主から(いただく)だけです。
136.かれらは言った。「あなたが説教しても説教しなくても,わたしたちにとっては同じことです。
139.かれらは,かれを嘘付きであるとした。そこでわれはかれらを滅ぼした。本当にこの中には,一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。
142.かれらの同胞サーリフが,かれらに言った時を思い起しなさい。「あなたがたは主を畏れないのですか。
145.わたしはあなたがたにこのことで報酬を求めない。わたしへの報酬は,只万有の主から(いただく)だけです。
152.かれらは地上に危害を引き起す者で,(悪弊を)矯正する者ではありません。」
154.あなたは,わたしたちと同じ一人の人間に過ぎません。あなたの言うのが本当なら,わたしたちに印を齎しなさい。」
155.かれ(サーリフ)は言った。「ここに一頭の雌ラクダがいます。それにも水飲み日があり,またあなたがたにも,(それぞれ)決められた水飲み日があります。
156.偉大な日の懲罰があなたがたを襲わないよう,それに害を加えてはなりません。」
158.それは懲罰がかれらを襲ったからである。本当にこの中には,一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。
161.同胞ルートが,かれらに,「あなたがたは主を畏れないのですか。」と言った時を思い起しなさい。
164.わたしはあなたがたにこのことで報酬を求めません。わたしへの報酬は,誰々万有の主から(いただく)だけです。
166.主があなたがたのために創られた配偶者を顧みないのですか。いや,あなたがたは罪を犯す者です。」
167.かれらは(答えて)言った。「いい加減止めないなら,ルートよ,あなたは必ず追放されるでしょう。」
173.われは,(石の)雨をかれらの上に降らせた。警告されていた者たちには,災厄の雨であった。
174.本当にこの中には,一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。
180.わたしはあなたがたにこのことで報酬を求めない。わたしへの報酬は,唯々万有の主から(いただく)だけです。
183.他人のものを詐取してはなりません。また迷惑を及ぼす行いをして,地上を退廃させてはなりません。
184.あなたがたと前の世代の者たちを創られた方,かれを畏れなさい。」
186.あなたはわたしたちと同じ一人の人間に過ぎません。どう考えてもあなたは虚言の徒です。
187.あなたの言うことが真実なら,天の一角をわたしたちの上に落としなさい。」
189.だがかれらはかれを嘘付きであるとした。それであの陰惨な日の懲罰がかれらを襲った。それは本当に厳しい懲罰の日であった。
190.本当にこの中には,一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。
197.イスラエルの子孫の学者たちがこれを知っていることは,かれら(マッカの多神教徒)にとって,一つの印ではないのか。
201.それでもかれらは痛ましい懲罰を見るまでは,この(クルアーン)を信じないであろう。
208.われは警告者を(前もって)遣わさずに何如なる町も滅ぼさなかった。
213.それでアッラーと一緒に,外のどんな神にも祈ってはならない。さもないとあなたも懲罰される者の仲間となろう。
215.またあなたに従って信仰する者には,(愛の)翼を優しく下げてやりなさい。
216.かれらがあなたに従わないなら,「あなたがたが行うことは,わたしに関わりはありません。」と言ってやるがいい。
227.信仰して善行に勤しむ者,またアッラーを多く唱念し,迫害された後には自らを守る者は別である。不義を行った者たちは,どんな変り方で,移り変っていくかを,やがて知ることになろう。